認知症について

認知症は、脳が病的に障害されておこるものです。
その原因となる病気は、頭蓋内によるものや、身体的によるものなど様々ですが、多くは「アルツハイマー病」と「脳血管障害による認知症」によるものだと言われています。

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認知症と物忘れ

 

もの忘れとは、脳の神経細胞が減少して起こる症状で病気ではありませんし、老化現象の影響で誰にでも起こるものです。
一方で認知症とは、通常の老化による神経細胞の減少より早く神経細胞が消失してしまう脳の病気です。はじめのうちは歳のせいによるもの忘れと区別がつきにくいため、発見が遅れてしまうのが現状です。

大きな違いの一つとして、歳のせいによるもの忘れは記憶の一部を忘れているというものに対し、認知症は記憶の全てを忘れてしまうということです。

  老化による物忘れ 認知症によるもの忘れ
原因→ 加齢による生理的変化 脳の病気
物忘れの範囲→ 物事を部分的に忘れる 物事の全てを忘れる
自覚症状→
自覚があり思い出そうとする
忘れたこと自体を自覚しなくなる
学習能力→ ある ない
日常生活→ 支障がない 支障をきたす
妄想・幻想→ ない 幻想、妄想を伴う可能性がある
人格→ 特に変化はない 人格崩壊を招く恐れがある

 

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認知症の症状

認知症の症状は、主としておこる症状と、それに伴って起こる症状に分けられます。
中心として起こる症状とは「記憶障害」や「判断力の低下」などで、必ず見られる症状です。
それに伴い怒りっぽくなったり、不安になったりなど、異様な行動がみられたりするおそれがあります。
たとえば:
●直近のことを忘れてしまう。同じことを繰りかえす→記憶障害
●自分がいる場所、時間が分からなくなる状態→見当障害
●寒くても薄着のまま外に出たり、真夏にセーターを着ている→判断力の低下

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アルツハイマー病の症状と経過

 

アルツハイマー病は発生原因が解明されていませんが、脳内でなんらかの障害がおこり、脳の神経細胞が急激に減り、脳が病的に萎縮して起こります。
初期段階での神経症状は無く、ゆっくりと発症し徐々に悪化していきます。
本人には病気だと言う自覚はなく、時間や人、場所の判断が付かないといった判断力の低下という状況にも陥ります。

第一期

記憶の障害が目立ち、仕事などに支障をきたす
第二期

場所や時間が分からなくなる。
徘徊や行動異常が始まり、自立ができなくなってくる

第三期

家族の名前や顔がわからず、会話が成り立たない。
日常生活が困難になったり、寝たきりになる可能性も。


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脳血管障害による認知症の症状と経過

脳血管障害による認知症は、脳の血管が詰まったり敗れたりすることによって、その部分の脳の働きが悪くなって発症するものです。
症状は、もの忘れ、頭痛、めまい、耳鳴り、しびれ等がみられ、脳卒中の発作が起こるたびに段階的に悪化することが多いようです。脳血管障害による認知症は、傷害された場所によって一部の能力は低下しているが別の能力は大丈夫という様に、
まだら状に低下し、記憶障害はあっても判断力は保たれているということが多いのが特徴です。

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レビー小体病の症状と経過

レビー小体病についても、その発生原因は解明されていませんが、脳の広い範囲にレビー小体という異常な蛋白がたまり、脳の神経細胞が徐々に減っていく進行性のある病気で、認知症の症状が現れる方の中では、アルツハイマー病、脳血管障害に次いで3番目に多い要因に位置づけられます。
レビ一小体病には3徴と呼ばれる特徴的な症状があり、認知機能の変動、繰り返し出現する幻視、パーキンソン症状といった症状が現れます

初期

便秘、嗅覚異常、うつ症状、レム睡眠行動障害が現れることが多い。

さらに3徴が現れる。
中期

パーキンソン症状が強くなり、歩行が困難になる。
嚥下障害も目立ってくる。

後期

各症状がさらに悪化し、日常生活上常に介助が必要となる。

嚥下障害も目立つようになる。

認知の変動は徐々に目立たなくなり、常に悪い状態へと進行する。

最重度期

寝たきりになってしまう場合などがある。


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早期発見のポイント

認知症の疑いがある時は、年齢のせいと考えて放置をせずに早めに診察を受けましょう。
「おかしい」と気づいてから医療機関に相談するまでに、約7割の家族が2年以上かかっているといわれています。
早めの治療により、認知症の種類によっては治るものもある上、症状の進行を遅らせることも充分可能です。

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